re:inventのセッションコード体系を学んでスムーズなセッション検索を可能にする #AWSreinvent

re:inventのセッションコード体系を学んでスムーズなセッション検索を可能にする #AWSreinvent

膨大にあるre:Inventのセッション記号の体系を把握しておくことでスムーズなセッション検索ができるようになりましょう!
Clock Icon2023.11.27

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

「re:Invent、セッション多すぎワロタ…」

恐らく初めてre:Inventに参加する人は、いざセッション予約しようと思った時、その膨大な量にこんな感想を持つことでしょう。

実は一見無秩序にみえるセッション番号も、ある程度の法則に則り採番されています。この採番体系を知っていれば、お目当てのセッションを探すときに捗る場面も多いので、皆さんのre:Invent体験のお役に立てば幸いです。

(祭) ∧ ∧
 Y  ( ゚Д゚)
 Φ[_ソ__y_l〉     re:invent マツリダワッショイ
    |_|_|
    し'´J

年に一度の祭り、楽しんでいきましょう!

セッションタイプ

各セッションのタイプです。一見見ただけだと、どんなセッションタイプか分かりにくかったりするので、今一度復習しておくことをオススメします。

Breakout Sessions(60 minutes)

一番の基本形、セッションです。特定のスピーカーが多くの聴衆向けに発表するコンテンツとなっていて、、基本的にはスピーカーから聴衆への一方通行での情報発信がメインとなります。このタイプは録画されることが前提になっています。

Workshops (120 minutes)

ワークショップです。参加者は少人数のグループに分かれて、AWSを利用した問題に対応していきます。参加者同士や講師とディスカッションし、そこから新たな学びを得ることが推奨されています。他のセッションタイプに比べても時間が長く、コンテンツのボリュームも多いことが通常です。

ワークショップということもあり、ノートPCは必須です。

ワークショップについては、弊社若槻のこちらのブログもめちゃくちゃ参考になるので、あわせてどうぞ!

Chalk Talks (60 minutes)

AWSのエキスパートと聴衆とのQAバトルといった雰囲気のセッションタイプです。スピーカーは概ね10分程度のプレゼンテーションをしたのち、聴衆とのディスカッションが始まります。特にプレゼンテーション資料とかはなく、ホワイトボードにその場で記入しながら進行していくパターンもあります。

数あるセッションタイプの中でも最もスピーカーと聴衆のインタラクティブ要素が強いのが特徴です。他のタイプに比べても参加定員が小さめで、かつものすごく濃いコミュニケーションが繰り広げられていてBreakoutセッションにはない熱気があります。

英語スキルがある程度無いとそのコミュニケーションスピードに置いてきぼりにされがちですが、非常に刺激的な体験になると思うので、我こそはという方は遠慮なく突撃してみてください!

Builders' Sessions (60 minutes)

大体1グループ10名程度のグループに分かれて、講師と協調しながら決められたテーマに則りAWS上での構築を学んでいくセッションタイプです。グループの人数が少なめなので、疑問点を遠慮なく講師に質問できるのが特徴です。

Code Talks (60 minutes)

コードベースのインタラクティブなセッションで、ディスカッションはすべてコードが前提となっており、ライブコーディングやソリューション構築のためのコードリーディングがポイントになってます。

このセッションタイプ初めて見ました。re:Invent2023から初登場だと思います。コードがベースになっているセッションもなかなか面白そうですね。

Innovation Talks (60 minutes)

これも今まで無かったタイプのセッションですね。顧客のビジネス課題にAWSのテクノロジーを駆使して対応するスタイルのセッションとのこと。これは、オンライン参加者のために、ライブストリーミングされます。

Lightning Talks (20 minutes)

いわゆる一つのLT。ベネチアンホテルのレジストレーション会場近くに設置されるEXPO会場でのミニセッションが対象です。

セッション記号の構造について

セッション記号は、すべてのre:Inventのアクティビティに採番されていますが、このコードを使うことでもセッションの検索ができます。例を書きますね。

SEC239-NEW | [NEW LAUNCH] Introducing GuardDuty ECS Runtime Monitoring, including AWS Fargate

最初の3文字(アルファベット)

いわゆる一つのセッションのジャンル的なモノが入ります。この3文字が具体的にどのジャンルを表しているのかの一覧が公式で提供されているものはなさそうなんですが、「SEC」で検索すると、Security系のセッションがずらずら出てきます。「IOT」とかもそのまんまですね。いくらか、自分の好きなジャンルの頭文字3つは把握しておくとはかどります。

数字3文字

ここはセッション内容のユニークな数字が割り当てられています。ここから、セッションレベルとかが把握できるのかな?と思ったりし、公式にもそういう記述があったりしたのですが、特にそういった法則性もなさそうです

後ろ側の拡張子的な記号

セッションの特徴的な内容を表す記号です。上の例の場合、「-NEW」がそれにあたり、re:Invent期間中に発表された新機能やサービスについての内容になります。カタログ検索でそのまんま「-NEW」と入力することで、NEW LAUNCH周辺のセッションを軒並み拾うことができるので、新しい物好きの人には、オススメです。

この拡張子について、それぞれがどういうものなのかは、公式が一覧を提供しています。以下も参考にしてみてください。

内容 セッション拡張子
スポンサーセッション -S
オーバーフロウ -OF
大人気セッションで人が溢れたときのサテライト会場に付与されます 
New -NEW
上でも説明しましたが、新機能やサービス系のセッションです。新しもの好きは要チェック!
Repeat -Rx*
リピート系です。大人気セッションは再演が複数回設定されることがあり、その場合リピートされた番号がRの次の数字で設定されます。オリジナルセッションはRとだけ表示され数字は入りません
Simulcast -SC
ライブストリーミング系です。キーノートなど現地会場が埋まってしまった時にサテライト会場として設定されます。
Chinese -ZH
中国語
Mandarin -CMN
北京語
French -FR
フランス語
German -DE
ドイツ語
Italian -IT
イタリア語
Japanese -JA
日本語
Korean -KO
韓国語
Portuguese -PT
ポルトガル語
Spanish -ES
スペイン語

セッション記号の構造とタイプを把握して、効率的にセッションを探そう!

以上、セッション記号とセッションタイプの解説でした。セッション記号は見れば見るほどある程度法則性があるのがわかるし、会期中にもものすごい勢いで様々なセッションが追加されまくるので、この記事を参考にセッション検索に活かしてもらえればと思います。

それでは、今日はこのへんで。濱田(@hamako9999)でした。

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